実は、もう販売されてない「Hitachi®」 Magic Wand™。

〈2008/04/19 登録〉

【最新更新】
2013年 10月 日立製作所が正式に 海外商社(…本拠地等、経営実体は不明。英語版ウィキペディアでは、Vibratex社が継いだ、としている) へ『マジックワンド(というマッサージ器)』の工業所有権を売却※していたことが、買い手側の販路筋から「こっそり」リークされました。
※前述のウィキペディアでは依然、日立によるOEM供給が続けられていて、Vibratex社が「HITACHI」の呼称を一切使わないコトを条件に独占販売している、といった記載になってますが(ステマ編集の可能性があり)、真偽は定かでありません。

2020年現在の製品ラインナップ

現在通販されている『マジックワンド』。事業を売却し完全に”マッサージ器の製造販売”から撤退した日立のロゴは、もはや純正パッケージのどこにも掲げられていない。

もともとこの十数年、中国メーカーに生産委託し「工場から直接 欧米向けに」出荷される、など「日本の日立」とは縁遠い存在になってはいたのですが。。。しかし欧米で(企業ブランドたる)HITACHIの名が本器を表す「一般呼称」となるまで深く浸透してしまったコトに、もう(対外的なイメージ戦略上)ガマンならなくなった!…という事、なのでしょうね。

以下は、「日立の正規商品」時点に記載したレビュー

北米《www.hitachi.us》サイト内に記載のある商品名なので、間違いなく《日立》製のマッサージ器なのですが。。。

k790967582ただ、きょうび『電動マッサージャー(略して、電マ)』なんて言うと、それは99%「大人のおもちゃ」。すなわち、限りなく「性感バイブレーター」と同じ意味に受け取られちゃいます*^^*;

そう。 この日立のマッサージャーは、今や「世界で一番有名な」電動セックス・トイ!?なのでありますよ。日本のいわゆる「アダルト通販」市場にはほとんど出回っていないのですが、(北米や英国中心に)海外には相当な量が販売されているらしーのですね。

また…おそらくは、中国等でつくられたサードパーティー商品なのでしょう。この振動ヘッドのサイズに合わせた「天狗の鼻みたいな」アタッチメントも各種供給されており、ナンつーか^^; 言わば『ベッドタイム電化の《iphone》』 みたいな業界スタンダードになってました ※。

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もちろん、マイク?を舐めながら歌っている写真 ↑ …ではない^^;

※2015年 8月加筆:
業界スタンダード”でした”…と、完全過去形であるのが現実。
2014年初頭までは、米国Amazonの品目別評価ランクで不動のダントツ1位だった支持票は、Hitachiの手が離れ中華ブランド化して以来 “みるみるうちに” 凋落の一途。現在は50位近く^^;まで落ち込み、きょうびの購買層からは「シカト同然の」忘却のされようです。

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ところ変われば、ポルノ女優の「マスト・アイテム」・・・これも日米”文化”摩擦?

どちらかというと武骨なデザイン。それもそのハズで、米国に輸出が始まったのは1970年代にまで遡り、以来一度もデザインを変えてない!のだそうで。(カラーは当初5色あったが、今はブルー1色の設定となっている) 高信頼性がモットーで、「30年以上使っていたが、ついに壊れたので内部をあけてみました」とヴィデオ投稿する初老の女性がいたり・・・オドロくべき製品寿命です。

【コピー商品】
(1) アメリカのアダルトグッズ「総合卸」業者の《Trinity Bibe》社が、独自に中国に発注したとみられる「類似品」が出ています。

└─ 商品名は《Trinity 7-Speed Wand》 ── その名の通り、日立が強/弱の2段階切替式なのに対して、7段階の!振動調整を備えているところがウリ。ですが米国amazonさんのバイヤーレビューを読む限り、故障率が目に見えて高く、満足度は稼げていないようです。

(2) 同じく「総合卸」業者の《PIPEDREAM PRODUCTS》社が、独自に企画生産している類似品が、その名も《Wanachi》 という紛らしいブランド名で発売されています。

└─ こちらは日立と同じ強弱2段切替で、充電式にしてあるところだけが違います。ごく最近、姉妹シリーズに「メガ・マッサージャ」という↓巨大バージョンも!? 加わりました。

lovemagic

数多くの模倣品、類似品が”市場”に出回る

(3) 香港のアダルトグッズ商社が「Hitachi レッド・パージョン?」をNOブランドで製造。お望みの企業/ブランドロゴで出荷します、と販促プロモ中。 また、同一プロダクトの派生品と思われるモノが《XRbrands》社から、《WAND エッセンシャルズ》というブランド名で販売されています。

└─ 見た目、純正オリジナルを模してますが・・・本体や電源コード付け根など、「仕上がり感」が総じて粗雑です。

〔参考リンク〕 ↓ 商品名から「日立」の名を排した、現在の《Magic Wand》オフィシャル製品ページ

http://magicwandoriginal.com/

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